書評

【書評】『マネーという名の犬ー12歳からの「お金」入門』(ボード・ジェーファー著)

 

こんにちは!ナミ@猫好き投資家です。

 

子供の金融教育のための本『マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門』を読みました。子供がお金に対してポジティブなイメージを持てるよう、お金のリスクよりも良い面を強調して書かれていました。

 

ナミ
ナミ
子供向けに書かれている本ですが、お金についてこれまで学ぶ機会のなかった大人たちにもおすすめできる一冊。自分の常識がいかに間違っているのか痛感させられました😓

 

以前紹介した『生涯投資家』の著者で、現在子供の金融教育に注力されている村上世彰さんが本書の監修もしています。

 

あらすじ

 

「ねえキーラ、このままだと君は将来、両親みたいにお金に苦労する大人になってしまうよ」
少女キーラのもとにあらわれた、人間のことばをしゃべる不思議な犬、マネー。
マネーはキーラに、お金と世の中、そして人生の「しくみ」をわかりやすく説いていきます。
子どもから大人まで全世界400万人以上の人々に愛され続ける、一度は読むべき不滅のロングセラー。

※Amazon作品紹介ページより引用

 

家のローンの返済に苦しむ標準的な家庭で育つ少女・キーラのもとに、言葉を話す犬が現れる。

そんな物語形式で、読者はキーラの立場で犬のマネーやキーラの周りのお金に詳しい大人たちからお金の本質や付き合い方を学びます。

 

この本を通じて特に印象に残ったポイント
  1. 子供のうちにお金について学ばないと、お金に困る大人になる
  2. お金が人生をダメにするのではなく、お金との付き合い方を間違えている

 

子供のうちにお金について学ばないと、お金に困る大人になる

 

「お金がもっとたくさんあれば、両親のお金の悩みも無くなるのに」と嘆くキーラに対し、犬のマネーがこのように話していたシーンが印象的です。

 

「君の両親を見てごらん。君の10倍どころか、100倍以上のお金をもってる。それでもうまくやっていけていないんだ。お金がどれだけあるかはあまり重要なことじゃないんだよ。もっと大事なのは、お金とどうつきあうかだ。ぼくたちはまず、いまもっているお金とうまくつきあうことを学ぶべきなんだ。そうしてはじめて、もっとたくさんのお金を得られるようになる。(略)」

 

いまあなたがお金について悩んでいるとしたら、それは収入が低いとかの以前に、お金の扱い方をきちんと理解しないことが大きな要因でしょう。そんな状態で借金をしたり宝くじが当たったりして大金を手にしたとしても、すぐにまたお金に困る生活に逆戻りするでしょう、というのがマネーの主張です。

 

ナミ
ナミ
正直、そこまで考えが至っていませんでした。私も、収入を増やせば生活を変えなくてもお金が増えていくと勝手に思っていました。つまり私は、月に1,000円のお小遣いをもらっていた頃と比べると手にするお金は数100倍に増えたけれど、お金の知識は子供の頃と同じくらいしかないので、うまくお金と付き合えていなかったんです。

 

お金が人生をダメにするのではなく、お金との付き合い方を間違えている

 

「大金を手にすると人生をダメにする」とよく聞きます。他にも、必死にお金を稼ぐ人に対して「お金のことばかりでいやらしい」、お金持ちに対しては「ずるい、税金をもっと払え」など、お金を稼ぐことに対して、(日本では一層)ネガティブに捉えられています。

 

本書の中に、このようなやりとりがあります。

「(略)どうして泥棒たちはあんな苦労をして忍び込んだんでしょう?」

「もっとお金があれば自分たちの状況が変わると考えたからじゃないかしら。お金が幸せにしてくれると思っているのよ。」

「うちの両親もそう思っています。お金の心配がなくなればすばらしい人生が遅れるはずだって。」

「それならご両親も多くの人と同じまちがいを犯していることになるわ。幸せで充実した人生を送りたければ、自分自身が変わらなければならないのよ。お金が代わりにそれを引き受けることはできないの。お金は人を幸せにも不幸にもしない。お金は中立で、よくも悪くもないの。お金は誰かのものになったときにはじめて、その人にとっていいか悪いかの意味をもつのよ。(略)」

「でも、母はいつも、お金は人の性格をだめにするって言うんです。」

「お金は人の性格を示すものなのよ。(略)あなたがいい人間ならお金を使ってたくさんのいいことをするし、泥棒だったらそのお金をくだらないことに浪費してしまう。

 

お金そのものは良くも悪くもなく、それを手にした一人一人の使い方次第で、それが良いお金になるのか悪いお金になるのかが決まる、ということですね。

 

アメリカの富豪たちが莫大な金額を寄付するニュースが日本でもたまに流れます。フェイスブックのザッカーバーグに投資家のバフェットなど、市町村の予算規模で寄付をするのでびっくりします。もちろん節税などの経済面でのメリットも大きいでしょうが、自ら稼いだお金を少しでも世の中のために役立てようと使われたお金は、「良いお金」になっていくのでしょう。

 

 

 

 

ナミ
ナミ
上記で紹介した以外にも、「利息を気にして無理なローン返済プランを立てない、一つの仕事だけを当てにしてはいけない」など、生活していく上で参考にすべきお金の知識がいっぱい❗️

 

本書にも書かれていましたが、必ず悪い状況に陥ることがあり、長い人生でそれは避けられません。そんなときにこそ、本当にもっている実力が発揮されます。ピンチをチャンスに変えられるには、正しい知識は間違いなく武器になります。

 

やっぱり、お金の正しい知識は大切ですね✨

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